競馬にとって血統は情報の少ない未勝利戦でレースの行方を決める可能性を秘めています。
競馬新聞などで、なぜその馬の血統が掲載されているのか・・・それは要するに人間と同じように考えてもらえれば分かります。
具体例を挙げれば、芸能人の子、スポーツ選手の子はやはり、親と同じ道を選ぶ可能性が高いです。そして、それと同等の能力かそれ以上の活躍を見せてくれます。たまには、オチこぼれちゃう人もいらっしゃいますけど・・・
要は馬も人間も同じことです。人間の遺伝子の構造は複雑ですが、馬のほうがより単純に結果がでます。前レースも調教データも少ない状況の中ならば、やはり見てしまうのが血統なのです。しかしこれが、とても重要な役割を担っています。
競馬界では競走馬の競走成績に及ぼす両親からの遺伝の影響は約33%と言われています。残りの67%は仔馬を取り巻く周りの環境となっていますが、それでも33%父母の影響をうけるのです。
その中でもさらに、55〜60%が母馬、40〜45%が父馬の能力を受け継ぐ可能性が高いのです。
データの少ない未勝利戦では、買い目を決めるとても大事なデータの一つとなります。皆さん必ずチェックしてください。
血統理論というのは競馬が始まった当初から買い目を選ぶ、要因ともなっています。
そして、いくつもの血統に対する理論というものが発表されました。
正直その理論は様々な方の研究結果があり正しいというのははっきり分かりません。
しかし、遺伝子においてすべての原点とも呼べるメンデルの法則について今回は紹介したいと思います。
メンデルの法則とは簡単に説明すると、親の遺伝子の特徴は親の片方のものしか受け継がれないという特性があります。特徴が現れてきたものを優勢遺伝子、現れなかったものを劣勢遺伝子と呼ぶそうです。
これは優れているとか優れていないとかそういう理由ではありません。
どちらの特性が子に現れたかをいいます。
例えば父の遺伝子が優勢とすると二度と母の遺伝子はでてこないのか?と言われるとそんな事はないです。
例を挙げますと父親の遺伝子をAAとします。
そして、母親の遺伝子をaaとします。
この時、優先遺伝子というものが、父親のほうにあれば、父の能力を受け継ぎます。そして、さらにその子供達が子供を作るとすると、雄のAaと雌のAaが合わさって次はAa、AA、aaという遺伝子になります。そのときに初めて、母親の遺伝子が優先遺伝子になります。
競馬はブラッドスポーツと言われるほど血統には相当のこだわりがあります。
つまり血統を見分けるときは、その馬はどういった血統の間にうまれたのかを最初の代からチェックする必要があるのです・・・
少し大変ですが、これを追求するとあのディープインパクトの産駒も全てがあの能力を受け継がれるというわけではないのです。
ココまでの説明で、血統理論がどんなものかご理解いただけたでしょうか?
いままでのことを総合すると、では「最初の代から順番に血統を見ていかなければいけないのか!?」という大変な作業になってきます。
それは間違いなく正解なのですが、それだけでは遺伝子というのは解明することができないものがあります。
遺伝子の組み合わせによっては、あるときにとんでもない名馬を誕生させることもありますから。
こういった、特質変異の血統というのは現段階では解明されていませんが、比較的身近で簡単に行える血統理論による見分け方をご紹介します。
あるブログでみつけたのですが、イギリスのF・テシオという方が出した研究結果で、「英ダービーを制して頂点になった馬の産駒は最大で3代までしか、ダービーを制覇できない!」この法則というのは現日本ダービーでも同じことが起きているのです。
要するに、親の優先遺伝子は続いても3代まで、それからはもう一方の両親の遺伝子のほうが優先遺伝子になるということです。もちろん3代もつづかず、優先遺伝子が変わってしまう可能性もありますが、例えばディープインパクトですが、誰が見てもサンデーサイレンスの遺伝子を多く受け継いでいると思われます。 ということはディープインパクトの子供の代はディープインパクトの母方の遺伝子、または仔馬産んだ母親の両親どちらかの遺伝子を含む可能性が高いです。
最初から血統の流れを計算していけば間違いなのでしょうが、特質変異遺伝子を含めると正確な計算ができません。
しかし、ダービー馬=名馬は3代までしか続かないという現段階の実験結果から見ると、狙い馬の祖父の代まで見ていれば、あらかたの能力が把握できるとわたしは思っています。
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